今、私たちの学校は…2 原作との違い|シーズン1の改変が生んだ結末の差を検証

「今、私たちの学校は…2 原作」を調べると、まず多くの人が戸惑うのが「シーズン1で原作の話はほぼ使い切ったはずでは?」という疑問でしょう。結論から言うと、原作ウェブトゥーン『지금 우리 학교는』はすでに完結しており、シーズン1がその大部分を映像化しています。そのため制作中のシーズン2は、原作のないドラマオリジナル展開になると報じられています。

この記事では、Netflix版が下敷きにした原作ウェブトゥーンの基本情報、シーズン1で行われた主な改変、原作の結末とドラマの結末の違い、そして「原作はどこで読めるのか」までを、確認できた情報にもとづいて整理します。なお本記事は原作・ドラマ双方の重大なネタバレを含みます。未視聴・未読の方はご注意ください。シーズン2の具体的な筋や結末は本稿執筆時点で公式未発表のため、断定を避けて扱います。

目次

『今、私たちの学校は…2』の原作はウェブトゥーン

「今、私たちの学校は…2 原作」を語る前提として、まずシリーズの原作そのものを押さえます。原作は韓国のウェブトゥーン(縦読みウェブ漫画)で、作者はチュ・ドングン(주동근)です。NAVER(ネイバー)ウェブトゥーンで連載され、韓国での原題は『지금 우리 학교는』。英題は『All of Us Are Dead』、日本では「今、私たちの学校は…」として知られています。

連載期間や完結状況については、韓国語の百科系資料で次のように整理されています。矛盾するソースもあるため、確認できた範囲の記述として示します。

項目 内容
原題 지금 우리 학교는(直訳:今、私たちの学校は)
原作タイプ ウェブトゥーン(縦読みウェブ漫画)
作者 チュ・ドングン(주동근)
掲載媒体 NAVER(ネイバー)ウェブトゥーン
連載時期 2009年から2011年ごろ(諸説あり)
完結状況 完結済み(作者後記を含め全話で完結と報じられる)
ジャンル 学園ゾンビ・サバイバルホラー
映像化 Netflixが2020年に実写化を発表、シーズン1は2022年配信

ここで重要なのは、原作はすでに完結しているという点です。普通の高校で突如としてゾンビウイルスが広がり、閉じ込められた生徒たちが生き残りをかけて闘う——という枠組みは、ドラマでもほぼそのまま受け継がれています。原作タイプがウェブトゥーンであることから、本作の原作比較は「縦読み漫画のコマ運び・心理描写を、映像でどう再構成したか」という観点が中心になります。

連載当時は更新日になると韓国の検索ランキングに名前が挙がるほどの人気作だったと伝えられており、ゾンビものというジャンルを学園という閉鎖空間に落とし込んだ着眼点が支持を集めたようです。

ウェブトゥーンという媒体の特性も、原作比較を理解するうえで押さえておきたいところです。縦読み漫画は、画面をスクロールするテンポそのものが演出になります。スクロールの「間」で恐怖を溜め、次のコマでゾンビを見せる——という読者の手の動きを計算した恐怖の作り方は、紙のページめくりとも、映像のカット割りとも異なる固有のものです。原作はこの縦スクロールの呼吸を生かして、感染が静かに広がっていく不安をじわじわと積み上げていたと考えられます。Netflix版がゾンビ化の速度を速め、瞬間的な恐怖を多用したのは、視聴という別の体験に合わせた最適化と読み解けます。つまり原作とドラマの違いの多くは、「どちらが正しいか」ではなく「どの媒体でどう怖がらせるか」という設計思想の差に由来していると整理できます。

「今、私たちの学校は…2 原作」を語る上で外せないシーズン1の改変点

「今、私たちの学校は…2 原作」の話に進む前に、まずシーズン1がウェブトゥーンをどう作り替えたかを確認しておきます。海外メディアの比較記事で挙げられている主な相違点を、表で整理します。いずれも「どちらが優れているか」ではなく、媒体の違いによる演出判断として読み解けるものです。

項目 原作ウェブトゥーン Netflix版(S1) 変更の意図(考察)
物語の入り ナム・オンジョが校内の階段を上る日常から静かに始まる イ・ジンスのゾンビ化という不穏な場面から幕を開ける 初動でサスペンスを立ち上げ、視聴の引きを作るためと読み解ける
チェ・ナムラの人物像 比較的社交的で級友と関わり、思いやりが見える 無口で内向的な人物として描かれる 後半の変化を際立たせるための再設計と考えられる
ウイルスの起源 父との釣りの最中に感染するなど起源が曖昧に示される イジメられた息子のため、科学教師が変異ホルモンから意図的に作り出す 加害と被害の構図を物語の主題に据える狙いと読める
恋愛要素 オンジョとイ・チョンサンの関係が軸。ナムラとスヒョクは友人 ナムラとスヒョクの恋愛的な要素が加えられる 群像劇に複数の感情線を足し、視聴者の感情移入先を増やす意図と読み解ける
ゾンビ化の速度 感染から変化までが比較的ゆっくり描かれる 感染後ほぼ即座にゾンビ化する場面がある 映像での緊張感とテンポを優先した調整と考えられる
感染の順序・経緯 誰が先に噛まれるかなど経緯が異なる 順序が組み替えられている 群像劇としての見せ場配分を整えるための再構成と読める
うわさの内容 級友が別の人物による事件を取り沙汰する イジメを苦にした自死と生徒たちが推測する 学校という空間のいじめ問題を前景化する狙いと読み解ける

これらを総合すると、シーズン1は原作の骨格を尊重しつつ、ウイルスの「起源」をいじめという社会的テーマと結びつけた点が最大の脚色だと言えます。原作では起源があいまいに示されるのに対し、ドラマは加害者と被害者の連鎖を明確に描こうとしているように読み解けます。縦読み漫画ならではの間(ま)で恐怖を溜める原作に対し、映像版はカット割りと音で瞬間的な恐怖を作る——この媒体差が、ゾンビ化速度の違いなどに表れていると考えられます。

原作ファンの視点で見ると、ナムラの性格変更は賛否が分かれやすいポイントとされます。原作の社交的な彼女を知っているほど、ドラマの寡黙な造形に最初は戸惑うという声があるようです。

「今、私たちの学校は…2 原作」がない理由——結末の違い

ここが「今、私たちの学校は…2 原作」を検索する人が最も知りたい核心です。結論として、原作ウェブトゥーンには続編にあたる原作が存在しません。原作は1作で完結しており、シーズン1がその大部分を映像化してしまったため、シーズン2は原作の続きを描くのではなく、新たに作られるオリジナル展開になると報じられています。

原作の結末は、海外メディアの解説によれば次のように伝えられています。生徒たちはなんとか学校から脱出し、その後ヒョサン(作中の都市)は生存者への配慮も乏しいまま爆撃され、街の遺体の除去に長い時間を要したとされます。オンジョ、スヒョク、ハリ、ミジン、刑事のイ、ホチョルらが生き延び、グループから離れていたナムラも生存していたことが終盤で明かされます。原作のナムラは免疫を獲得して比較的普通の生活を取り戻す、という描かれ方だと伝えられています。

そして原作の最後には不穏なひねりが置かれています。すべてが落ち着いたかに見えた終幕で、日本の漁師がヒルのような虫に噛まれる場面が描かれ、ウイルスの正体への手がかりと「再来」を暗示して幕を閉じる、というものです。

一方、Netflix版シーズン1の結末では、ナムラは感染状態(いわゆる中間体)のまま人々から追われる立場として描かれ、原作の「免疫を得て日常へ戻る」描写とは異なる方向に置かれています。つまり、結末においてもドラマと原作は同じではないのです。この差は、続編を作る余地をドラマ側があらかじめ残した結果とも読み解けます。原作が「再来の予感」を一枚絵的に暗示して幕を閉じたのに対し、ドラマは中間体という存在を生存者として残すことで、続編で物語を動かす起点をキャラクター側に用意したと考えられます。

整理すると、原作とドラマの結末は「生存者の顔ぶれ」という大枠こそ重なるものの、ナムラの最終的な立場という最も象徴的な一点で枝分かれしています。ドラマの先を知りたくて原作を読もうとする人にとって注意したいのは、原作を読んでもシーズン2で何が起きるかは分からないという点です。原作はあくまでシーズン1の範囲を別の表現で見せてくれるものであり、続編の答え合わせにはならないのです。

シーズン1を手掛けたイ・ジェギュ監督らが再びタッグを組み、舞台を学校からソウル全域へと広げ、ゾンビウイルスが首都圏に再び拡大する——という方向性が報じられています。ただし、これらはあくまで公表されている設定・出演者情報の範囲であり、シーズン2の具体的な筋立てや結末は本稿執筆時点で公式未発表です。「誰が生き残るか」「ウイルスの正体が明かされるか」といった点は確認できないため、本記事では断定しません。

「今、私たちの学校は…2 原作」を読みたい人へ——配信媒体

「今、私たちの学校は…2 原作」を実際に読みたい場合、押さえておきたいのは、読めるのはシーズン2の原作ではなくシリーズの原作ウェブトゥーン本体だという点です。前述のとおりシーズン2に対応する原作は存在しないため、ウェブトゥーンを読んでも描かれるのはシーズン1がカバーした範囲が中心になります。

原作は韓国NAVERウェブトゥーンで連載・完結した作品です。英語圏ではWEBTOON(英語版プラットフォーム)で『All of Us Are Dead』として配信が確認できます。日本語版については、ピッコマやLINEマンガといった縦読み漫画アプリが韓国ウェブトゥーンの主要な配信窓口になっていますが、本作の日本語版が現在これらで読めるかどうかは確認できませんでした。最新の取り扱い状況は各アプリ内の検索で直接ご確認ください。

なお、原作は有料作品を含むため、本記事では筋の要約・趣旨の紹介にとどめ、コマの転載は行いません。原作を楽しみたい方は、正規の配信媒体を通して読むことをおすすめします。

「今、私たちの学校は…2 原作」をめぐる原作ファンの反応

「今、私たちの学校は…2 原作」に対する原作勢の受け止めは、大きく二つに分かれているように見えます。両論を並べて整理します。

肯定的な見方としては、「学園という閉鎖空間でゾンビと闘うという原作の核を、映像でしっかり再現している」という評価があります。生徒たちの極限状況での選択や、教室・放送室・体育館といった舞台装置の使い方は、原作の魅力を映像でうまく立ち上げたという声が見られます。

一方で慎重・否定的な見方としては、ナムラの性格を内向的に変えた点や、ウイルスの起源をいじめと結びつけた脚色について、「原作の雰囲気とは別物」と感じる原作ファンもいるようです。とりわけ結末の方向性が原作と異なることから、「原作のあの結末が好きだった」という層には物足りなさが残る、という指摘も見受けられます。

原作の終盤で描かれる「日本の漁師」のくだりは、ウイルスの再来を暗示する印象的な場面として原作ファンの間で語られることが多いようです。シーズン2がこのモチーフを引き継ぐのかは未確定で、続報を待つ状況です。

こうした賛否はどちらも、原作とドラマが「別の表現として併存しうる」ことの裏返しとも読み解けます。原作の静かな恐怖と、ドラマのテンポの良い緊張感は、それぞれの媒体の強みを生かした結果と考えられます。

「今、私たちの学校は…2 原作」の結論と押さえどころ

最後に「今、私たちの学校は…2 原作」の要点を整理します。第一に、シリーズの原作はチュ・ドングンによるNAVERウェブトゥーン『지금 우리 학교는』で、すでに完結しています。第二に、シーズン1はその大部分を映像化しつつ、ウイルスの起源・ナムラの人物像・恋愛要素などで脚色を加えています。第三に、原作の結末とドラマの結末は同じではなく、原作のナムラは免疫を得る一方、ドラマでは感染状態のまま描かれます。

そして最も重要なのが、シーズン2には対応する原作が存在しないという点です。シーズン2は原作の続きではなくオリジナル展開になると報じられており、舞台はソウル全域へ広がるとされますが、その具体的な筋や結末は本稿執筆時点で公式未発表です。原作を読んでもシーズン2の答え合わせにはならない、という前提で楽しむのが現実的でしょう。

本作の最新の出演者情報や配信時期の見通し、相関図については、別途まとめた先行記事も参照してください。続報が確認でき次第、本記事も追記していく予定です。

あわせて読みたい

今、私たちの学校は…2 キャスト相関図と原作|あらすじ・配信日まとめ【先行】
世界90カ国以上でNetflixのTOP10入りを記録した韓国ゾンビサバイバル『今、私たちの学校は…』。その続編『今、私たちの学校は…2』(シーズン2)がついに制作進行中で、N…

あわせて読みたい関連記事

あわせて読みたい
鉄槌教師 ネタバレと相関図|原作『参教育』との違いと、賛否が割れた理由を考察 『鉄槌教師』ネタバレと原作ウェブトゥーンとの違いを、これから観る方も完走を待っている方も整理できるようにまとめます。『鉄槌教師』ネタバレを追ううえで欠かせな...

あわせて読みたい
ナビレラ 原作との違いを検証|余韻の方向が変わった結末を読む ※この記事は、ウェブトゥーン原作・ドラマ双方のネタバレを含みます。これから視聴・読破を予定している方はご注意ください。 70歳でバレエに挑む元郵便配達員シム・ド...

あわせて読みたい
模範タクシー 原作ウェブトゥーンとの違い|ドラマ版の着地はどこが変わったかを検証 この記事には、ドラマ『模範タクシー』と原作ウェブトゥーンの双方のネタバレを含みます。結末や事件の真相に触れるため、これから視聴・読破する予定の方はご注意くだ...

あわせて読みたい
彼女の私生活 原作は2007年のウェブ小説|ドラマとの違いと結末の変更点を検証 『彼女の私生活』の原作は、キム・ソンヨン(김성연)が手がけたウェブ小説『ヌナファン・ドットコム(누나팬닷컴)』です。「推し活」と大人の恋を掛け合わせたこの作...

あわせて読みたい
殺人者のパラドックス 原作との違いを検証|ウェブトゥーンの結末はどう変わったか Netflixで世界的にヒットした韓国ドラマ『殺人者のパラドックス』。チェ・ウシク演じる平凡な大学生イ・タンが「殺すべき悪人を見抜く力」に翻弄される物語ですが、この...

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

韓国ドラマ・中国ドラマ(華流)のレビューサイト「韓ドラ」運営者。原作ウェブトゥーンの実写化をきっかけに視聴を始め、Netflix・Disney+・U-NEXT・Prime Videoを併用して配信作を追いかけています。原作との違い・全話あらすじ・相関図・続編情報を、公式情報をもとに整理しています。

コメント

コメントする

目次