結論から先に言うと、2026年6月現在『涙の女王』の続編(シーズン2)は公式には発表されていません。tvN・スタジオドラゴン・Netflixのいずれからも「制作決定」のアナウンスは出ておらず、ネット上で出回る「2026年配信決定」「公式トレーラー公開」といった情報の多くは、SNSのファン投稿や非公式の予想記事が出どころです。本記事では、何が確定で何が噂なのかを一次情報ベースで整理し、前作の結末を土台に「もし続編が作られたら何が描かれうるか」を考察します(最終更新:2026年6月)。
『涙の女王』続編・シーズン2の最新情報を時系列で追う
まず、現時点で確認できる事実と、確認できない噂を分けて整理します。続編の有無を判断するうえで、ここが最も重要な部分です。
確定している事実:放送されたのは「本編16話+スペシャル2話」だけ
『涙の女王』は2024年3月9日〜4月28日にtvNで本編全16話が放送され、最高視聴率24.9%を記録してtvN歴代1位を更新した大ヒット作です。その後、2024年5月4日・5日に「スペシャル」2回ぶんが放送されましたが、これは続編・後日談ではなく、メイキング映像・未公開シーン・キャストインタビューを中心とした特別編です。新たな物語が進む「シーズン2」ではない点に注意してください。日本ではNetflixで本編が配信されています。
「シーズン2制作決定」は公式発表ではない
英語圏のまとめサイトや、SNS(Facebook・TikTok・Instagram)では「Queen of Tears Season 2 (2026)」「公式トレーラー公開」「キム・スヒョン&キム・ジウォン続投決定」といった投稿が拡散しています。しかし、これらをたどると出どころはファンページや、再生数を狙った非公式アカウント、根拠を示さないアグリゲーション記事であることがほとんどです。tvNの公式チャンネル、制作会社スタジオドラゴン、配信元Netflixのいずれの公式発表でも、続編の制作は確認できません。海外の信頼できるドラマ系メディアも「公式の更新(renewal)はなく、現状では続編の可能性は低い」と報じています。つまり「制作決定」と断言できる一次情報は2026年6月時点で存在しません。
とくに注意したいのが、動画サイトに上がっている「Official Trailer」と題された映像です。これらの多くは、本編の映像や別作品の素材をつなぎ合わせ、AIで生成したサムネイルやナレーションを付けただけのファンメイドで、tvN・Netflixが公開した正式な予告編ではありません。再生数や広告収益を目的に「2026年配信」「シーズン2決定」といった刺激的な見出しを付けているケースが目立ちます。公式の発表は必ずtvN・スタジオドラゴン・Netflixの公式アカウントや、主要メディアの報道として出るため、その形でアナウンスが確認できるまでは「未発表」と考えるのが安全です。
| 項目 | 状況(2026年6月時点) |
|---|---|
| 続編(シーズン2)の制作 | 公式発表なし(未発表) |
| 配信日・放送日 | 未定(発表されていない) |
| 話数・あらすじ | 未定(公式情報なし) |
| キャスト続投 | 未発表(噂段階) |
| 実際に存在するもの | 本編16話+スペシャル2話(2024年)のみ |
| 関連の派生情報 | 2024年10月にトルコ版リメイクの企画が報じられた(本家の続編ではない) |
続編が「期待される理由」と「作られにくい理由」
期待される理由は明確です。第一に記録的なヒット作であること。第二に、キム・スヒョンとキム・ジウォンのカップルへの人気が非常に高く、「もっと見たい」という需要が大きいこと。一方で、続編が作られにくい現実的な事情もあります。
- 物語が完結している:本編は主人公2人の関係を完全に描き切り、未回収の大きな謎を残していません。シーズンをまたぐ前提で作られた連続もの(『イカゲーム』『模範タクシー』型)ではなく、1作で完結する限定シリーズの構造です。
- 原作のない完全オリジナル脚本:原作小説やウェブトゥーンが「続き」を抱えているわけではないため、続編は新たにゼロから物語を立ち上げる必要があります。
- 主演キム・スヒョンを巡る状況:2025年、キム・スヒョンは私生活を巡る騒動で広告契約の解除や主演作の公開延期に直面し、活動が長期間停滞しました。本格的な活動再開には時間を要するとみられ、続投を前提にした続編企画は動かしにくい環境が続いています(後述)。
これらを総合すると、需要の大きさと制作のしやすさは必ずしも一致しないことが分かります。「人気だから続編が来るはず」と考えたくなりますが、韓国の連続ドラマ(ミニシリーズ)は1作完結が基本で、ヒットしたからといって自動的にシーズン2が作られるわけではありません。むしろ『涙の女王』のように物語をきれいに閉じた作品ほど、無理に続けると評価を損なうリスクがあるため、制作側も慎重になりがちです。この前提を踏まえると、現時点で続編が未発表であること自体は、決して不自然な状況ではないと言えます。
主演キム・スヒョンの状況と続編への影響
続編の現実味を左右する要素として、男性主人公ペク・ヒョヌを演じたキム・スヒョンの近況にも触れておきます。2025年に私生活を巡る議論が浮上し、複数の広告契約が解除、主演を務めるDisney+作品「ノックオフ」の公開も保留となりました。本人は2025年3月に記者会見で釈明しましたが、訴訟リスクなども残り、本格的な俳優活動の再開は段階的に進められている状況です。2026年に入ってからは海外での広告撮影に乗り出したと報じられるなど、復帰に向けた動きも見え始めていますが、ドラマ主演としての本格復帰には、なお慎重な見極めが続いているとみられます。
続編はキャストの続投が大前提になるだけに、主演の活動状況が不透明なあいだは企画が表立って動きにくい——というのが現実的な見立てです。仮にtvNやスタジオドラゴンが続編を検討していたとしても、主演を取り巻く環境が落ち着くまでは、企画を公にしづらいという事情も働くでしょう。この点からも、「2026年に続編がすぐ配信される」という拡散情報は鵜呑みにしないほうがよいでしょう。なお、ここで触れた近況はあくまで報道ベースの整理であり、続編に関する公式判断とは別物です。続編の可否は、最終的にはtvN・スタジオドラゴン・Netflixといった制作・配信側の公式判断を待つしかありません。
前作『涙の女王』の結末おさらい(続編の起点)※ネタバレ注意
続編を考えるうえで土台になるのが、本編がどう終わったかです。ここからは最終回までのネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。あらすじ・全話の詳細は『涙の女王』ネタバレ相関図記事でも整理しています。
本編のラストはどうなった?
クイーンズグループの令嬢ホン・ヘイン(キム・ジウォン)と、その夫で弁護士のペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)。離婚寸前だった2人は、ヘインの脳腫瘍という難病をきっかけに本当の愛を取り戻していきます。終盤、一族を陥れた敵役ユン・ウンソンとの対決でヘインが命を狙われ、ヒョヌがかばって銃弾を受けるという緊迫した展開を経て、2人は試練を乗り越えます。
ヘインは治療の過程で記憶の一部を失うものの、「新しい自分」として改めてヒョヌを愛することを選び、2人は再び結ばれます。ヨンドゥリの桜並木でヒョヌが「完璧じゃなくていい、ありのままで」と改めてプロポーズする場面は、本編屈指の名シーンとして語り継がれています。物語はそこからさらに遠い未来までを描き、2人のあいだに子どもが生まれ、家族として人生を歩んでいく姿が映されます。最終的には数十年後、白髪になったヒョヌがヘインを見送る場面までを描き切り、夫婦の一生をまるごと見届ける形でフィナーレを迎えました。主人公2人の物語としては、はっきりと「最後まで描き切って幕引き」された構成であり、ここに続きを足す余地はあえて残されていないとも言えます。
続編に「使える」未回収の余白はあるか
本編は主役カップルの関係を描き切っているため、続編につながる大きなクリフハンガー(次回への引き)はほとんど残されていません。ただ、物語を広げる余地があるとすれば、以下のような周辺要素が考えられます。あくまで「もし作るなら」という観点での整理です。
- ヘインとヒョヌのその後の家庭・次世代の物語
- クイーンズグループという大企業を舞台にした、別の人物を主役にしたスピンオフ的展開
- 本編で活躍した脇役カップル・家族を主役に据えた群像劇
続編で描かれそうな展開【考察・予想】
ここからはすべて筆者の考察・予想です(公式情報ではありません)。前作の構造と韓国ドラマの続編トレンドを踏まえ、「もし続編が実現したら、どんな形がありえるか」を3パターンで考えます。
パターン1:主役カップルの「その後」を描く正統続編
最も需要が大きいのは、ヘインとヒョヌのその後を描く続編でしょう。新しい家庭、子育て、企業経営の再建といったテーマで、夫婦の絆を改めて描く方向です。ただし本編で2人の物語を完結させているため、新たな葛藤(健康・事業・家族間のすれ違いなど)を立ち上げる脚本上の工夫が必要になります。蛇足にならない難しさがあるぶん、慎重な企画になると予想します。
パターン2:脇役を主役にしたスピンオフ
韓国ドラマでは、人気作の世界観を活かして別キャラを主役に据えるスピンオフが増えています。『涙の女王』も、クイーンズ一族や周辺人物にドラマ性のある人物が多く、群像劇やビジネス・サスペンス方向に展開させる余地があります。主演2人の出演ハードルを下げられる点でも、現実的な選択肢になりうる形です。
パターン3:海外リメイクという別ルート
「本家の続編」とは別に、2024年10月にはトルコ版リメイクの企画が報じられました。本編の物語をそのまま別の国・キャストで作り直す動きで、シーズン2とは性質が異なります。韓国ドラマのヒット作が海外でリメイクされる流れは近年めずらしくなく、『涙の女王』もその対象になったかたちです。今後、続編という形ではなくリメイクや派生作品として世界観が広がっていく可能性のほうが、現状では現実味があるかもしれません。リメイク版は本編を未見の海外視聴者にも届きやすく、本家の主演スケジュールに左右されにくいというメリットもあります。
もし続編が実現するなら時期はいつ頃?
これも完全な予想ですが、仮に続編企画が動くとしても、韓国ドラマは企画・脚本・撮影に通常1年以上かかります。さらに主演の活動状況が落ち着くのを待つ必要があるとすれば、たとえ水面下で検討が始まっていたとしても、実際の配信はかなり先になると見込まれます。「来期にすぐ配信」といった情報は、こうした制作スケジュールの面からも現実的ではありません。続編を期待する場合も、長い目で待つ姿勢が現実的でしょう。
いずれも公式に裏付けられた情報はなく、現時点では「ファンの願望」と「業界の傾向」から考えた予想にすぎない点を、改めて強調しておきます。
『涙の女王』はどこで観られるか
続編の前に、まずは本編・スペシャルの視聴環境を整理します。
| 作品 | 日本での視聴 | 備考 |
|---|---|---|
| 本編 全16話 | Netflixで配信中 | 日本語字幕あり |
| スペシャル2話(2024年5月) | 配信状況は時期により変動 | メイキング・未公開シーン中心。続編ではない |
| 続編(シーズン2) | 未配信(未発表) | 制作決定の公式情報なし |
最後に要点をまとめます。
- 『涙の女王』の続編(シーズン2)は2026年6月時点で公式未発表。tvN・スタジオドラゴン・Netflixからの制作決定アナウンスはありません。
- SNSで拡散する「2026年配信決定」「公式トレーラー」は非公式情報。鵜呑みにしないこと。
- 実際に存在するのは本編16話+スペシャル2話のみ。スペシャルは続編ではなくメイキング中心の特別編。
- 本編は主役カップルの物語を完結させており、続編は脚本・キャスト両面でハードルが高い。
- 続編で描かれうる展開(正統続編/スピンオフ/リメイク)はすべて筆者の考察・予想。
続編の公式発表があり次第、本記事は最新情報を追記して更新します。まずは本編の完成された物語を、Netflixでじっくり味わうのがおすすめです。前作のあらすじ・最終回の結末を詳しく振り返りたい方は『涙の女王』ネタバレ相関図記事もあわせてどうぞ。
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