最終更新:2026年6月26日
『梨泰院クラス』に続編・シーズン2はある?まず結論から
「梨泰院クラスの続編はあるの?」「シーズン2はいつ配信されるの?」——完結から数年が経った今でも、この検索は途切れません。最初に結論をお伝えします。2026年6月時点で、『梨泰院クラス』の続編(シーズン2)は公式に発表されていません。制作会社・放送局のJTBC・配信元のNetflix、主演のパク・ソジュンや原作者チョ・グァンジン氏のいずれからも、「シーズン2を制作する」という一次情報は確認できていません。
つまり現状は「制作決定」でも「制作中」でもなく、公式未発表の状態です。一部の海外サイトでは「シーズン2決定」「2025年配信」といった見出しが見られますが、JTBCやNetflixの公式発表に基づくものではなく、根拠の確認できない憶測記事である点に注意してください。この記事では、なぜ続編が出にくいのか、それでもファンが期待し続ける理由、そして万一続編が作られるとしたら何が描かれ得るのかを、事実と考察を分けて整理していきます。
『梨泰院クラス』続編・シーズン2の最新情報を時系列で整理
続編をめぐる状況を、確認できる事実ベースで時系列に並べると次のようになります。「制作決定」と断定できる一次情報は、いずれの時点でも存在しません。
| 時期 | 出来事 | 続編に関する状態 |
|---|---|---|
| 2016〜2018年 | 原作ウェブトゥーン(チョ・グァンジン)連載・完結 | 原作はすでに完結済み |
| 2020年1〜3月 | ドラマ全16話がJTBCで放送(最終回視聴率16.5%)。Netflixで世界配信 | 原作の物語をほぼ最後まで映像化して完結 |
| 2022年 | 主要キャストが再集合する企画・CMなどが話題に。日本版リメイク『六本木クラス』放送 | 続編ではなく「再集合企画」「別作品のリメイク」 |
| 2023〜2026年 | JTBC・Netflixからシーズン2に関する公式発表なし | 公式未発表(現在) |
ポイントは2つあります。1つ目は、キャスト再集合=シーズン2撮影ではないということ。2022年に主演のパク・ソジュンらが再び顔をそろえたことで「シーズン2の撮影では?」とファンの間で盛り上がりましたが、実際にはイベントやプロモーション企画であり、続編クランクインを示す公式アナウンスではありませんでした。
2つ目は、『六本木クラス』は続編ではなく日本版リメイクだという点です。2022年に日本で放送された『六本木クラス』は、舞台を東京・六本木に移し主人公やキャストを総入れ替えした「別作品としてのリメイク」であって、パク・セロイの物語が続く「シーズン2」ではありません。物語の骨格(理不尽に父を奪われた青年が下剋上で大企業に挑む)は共通していますが、登場人物も結末の細部も別物として再構成されています。続編を探していてこの作品にたどり着いた方は、ここを混同しないよう注意してください。なお『梨泰院クラス』はこの日本版以外にも、各国でのリメイク展開が報じられてきました。これらはいずれも原作の世界観を各国向けに作り直す「リメイク」であり、韓国版本編のシーズン2とは性質が異なります。
結論として、報道・公式SNS・関係者コメントのいずれを探しても、現時点で「シーズン2制作決定」の一次情報は見当たりません。よって本記事では「公式未発表」と結論します。ファンの期待が大きい作品だけに、海外のまとめサイトや動画では「シーズン2決定」「○年配信予定」といった断定的な見出しが定期的に出回りますが、その多くはJTBC・Netflixの発表を引用しておらず、出典をたどると噂や予想を断定調で書いているだけのケースがほとんどです。日付やキャスト復帰が書かれていても、公式の裏付けがあるかどうかを必ず確認してください。
なぜ続編が作られにくいと言われるのか
続編が公式に動いていない背景には、構造的な理由があります。最大の要因は原作ウェブトゥーンがすでに完結しており、ドラマがその物語をほぼ描き切っていること。連載中のマンガを原作にした作品なら「原作の続き」を映像化する余地がありますが、『梨泰院クラス』は原作・ドラマともに物語が完結しているため、「続きの種」が残っていないのです。
加えて、ドラマ自体が主人公パク・セロイの15年がかりの復讐と成功を「きれいに完結」させており、無理に物語を引き延ばすと作品の余韻を損なうリスクがあります。この「完結度の高さ」が、皮肉にも続編を作りにくくしている側面もあります。多くの韓国ドラマは1シーズン完結を前提に企画されており、『梨泰院クラス』もその典型です。『イカゲーム』や『D.P.』のように当初から続編を視野に入れた作品とは設計思想が異なり、最初から「16話で物語を閉じる」ことを前提に組み立てられている点も、シーズン2が自然発生しにくい理由のひとつと言えます。
とはいえ、続編を望む声が消えないこと自体が、この作品の人気の証でもあります。最終回視聴率16.5%という高い数字、世界配信での反響、そして主演パク・ソジュンや天才キャラ「チョ・イソ」を演じたキム・ダミの人気を考えれば、もし企画が動けば大きな注目を集めるポテンシャルがあるのは間違いありません。だからこそ、確証のない「決定」情報に飛びつかず、公式の発表を冷静に待つ姿勢が大切になります。
前作『梨泰院クラス』の結末を確認する(続編考察の起点)
※ここからは前作の結末に触れます。未視聴の方はネタバレにご注意ください。
続編がもし作られるなら、その起点になるのは前作のラストです。シーズン2を考える土台として、最終回(16話)までの結末を整理しておきます。
物語の中心は、父を理不尽に奪われた青年パク・セロイの15年にわたる復讐と成功の道のりです。高校時代、財閥子息で長家会長の息子チャン・グンウォンのいじめに正義感から立ち向かったセロイは、退学・前科という代償を負い、さらに父をグンウォンのひき逃げで失います。揉み消された事件と理不尽な世界に対し、セロイは「父を死に追いやった外食大手・長家(チャンガ)を超える」という遠大な目標を掲げます。出所後、梨泰院の小さな居酒屋「タンバム(夜の街)」を開業し、ここを拠点に、長家を超える存在になることで復讐を果たそうとします。
セロイの周りには、個性的な仲間が集まります。SNSで絶大な影響力を持つ天才的な頭脳の持ち主で、店のマネージャーとなるチョ・イソ。腕は立つが前科を抱えるスングォン、トランスジェンダーのヒョニ、ハーフのトニーなど、社会のどこかで“はみ出し者”とされてきた面々です。多様な仲間とともにタンバムを軌道に乗せ、外食企業「IC」へと成長させていく過程は、本作の大きな見どころでした。
最終盤、セロイは事業を一気に拡大させ、長家を脅かす存在にまで上り詰めます。一方で長家のチャン会長は、経営的にも人望の面でも追い詰められ、息子グンウォンの暴走も重なって自滅的に崩れていきます。クライマックスでは、セロイへの妨害としてチョ・イソが誘拐されるという危機が発生。セロイは自らグンウォンと対峙し、イソの言葉を思い出して立ち上がり、彼女を救出します。最終的にチャン会長はセロイの力の前に屈し、頭を下げて謝罪。15年越しの復讐に、ついに決着がつきます。
そしてセロイは「もう全部終わった。これから幸せになろう」とイソを抱きしめ、ふたりの想いも結ばれます。父の無念を晴らし、事業も成功させ、愛も成就する——主人公が積み上げてきたものがすべて報われる、大団円で物語は幕を閉じました。
つまり前作は、復讐・事業・恋愛という3本の軸をすべて回収して終わっています。クリフハンガー(次に続く謎の引き)はほぼ残っておらず、ここが「続編の余地が少ない」と言われる最大の根拠です。逆に言えば、続編を考えるなら「決着の後の世界」を新たに描く必要がある、ということになります。
もし続編が作られるなら、何が描かれそうか【考察・予想】
※以下はすべて公式発表に基づかない考察・予想です。原作も完結しているため「原作準拠の続き」は存在せず、あくまで前作の設定からの想像である点にご注意ください。
原作が完結し、ドラマも物語を回収して終わっている以上、続編が成立するには「前作のその後」を新規に構想する形になります。考えられる方向性を整理します。
方向性1:パク・セロイの“その後”の経営者編
復讐を終えたセロイが、外食グループ「IC」をさらに世界へ広げていく経営者ドラマとして描く可能性です。前作が「下剋上の復讐劇」だったのに対し、続編は「頂点に立った者が直面する新たな壁」を主題にできます。ただしこの場合、前作最大の魅力だった“長家への復讐”という強烈な動機が失われるため、新しい敵役と動機の設計が不可欠になるでしょう。
方向性2:次世代・新キャストを軸にしたスピンオフ型
セロイたちを“先輩世代”として配置し、梨泰院という街で新たに夢を追う若者たちを主役に据えるスピンオフ的な構成も考えられます。これは『梨泰院クラス』の世界観(街・店・下剋上のテーマ)を残しつつ、物語を完結させたキャラクターを無理に動かさずに済むため、続編というより「同じ世界の新章」として現実味のある形です。
方向性3:チョ・イソら脇役視点の補完エピソード
本編で描き切れなかったチョ・イソ、スングォン、トニーら仲間それぞれのその後を掘り下げる、短編・特別編型の可能性です。長編シーズンより制作ハードルは低く、ファンの「あのキャラのその後が見たい」という需要には応えやすい方向と言えます。
続編の現実性をどう見るか
3つの方向性のうち、最も現実味があるのは「方向性2:同じ世界の新章」だと考えられます。完結したキャラクターを無理に再起動させる必要がなく、梨泰院という舞台と「下剋上」というテーマだけを引き継げるからです。近年の韓国ドラマでは、人気作の世界観を活かした“別主人公のスピンオフ”が増えており、この形なら作品の余韻を壊さずに新しい物語を立ち上げられます。一方、方向性1の「セロイ経営者編」は、前作最大の推進力だった復讐という動機を失う分、新たな敵役と緊張感の設計が極めて難しく、ハードルは高いと見られます。
いずれの方向にせよ、前作が大団円で完結している以上、続編を作るなら「決着後に新しい葛藤をどう生むか」が最大の課題になります。これが容易でないからこそ、原作・ドラマともに完結した今も公式が動いていない——と考えるのが妥当でしょう。逆に言えば、もし将来シーズン2が発表されるとしたら、それは前作の続きというより「梨泰院クラスという看板を背負った新企画」として再構築される可能性が高い、というのが本記事の見立てです。
『梨泰院クラス』はどこで観られるか(配信状況)
続編を待つ間、あるいは結末をもう一度確かめたい方のために、前作の視聴環境を整理します。『梨泰院クラス』全16話は、配信プラットフォームで視聴できます(配信状況は時期により変動するため、視聴時は各サービスの最新情報をご確認ください)。日本語字幕版・吹替版が用意されていることが多く、初見の方も再視聴の方も楽しめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品 | 梨泰院クラス(全16話・2020年) |
| 放送局 | JTBC(韓国) |
| 原作 | ウェブトゥーン『梨泰院クラス』(チョ・グァンジン/完結済み) |
| 続編の状態 | 公式未発表(2026年6月時点) |
| 関連作 | 日本版リメイク『六本木クラス』(※別作品・続編ではない) |
最後に要点をまとめます。
- 『梨泰院クラス』の続編・シーズン2は2026年6月時点で公式未発表。「決定」「配信日」を伝える情報は一次ソースで確認できません。
- 原作ウェブトゥーンは完結済みで、ドラマが物語をほぼ描き切っているため「続きの種」が少ないのが続編の出にくい主因。
- 2022年のキャスト再集合はイベント・企画であり、シーズン2撮影ではない。
- 『六本木クラス』は日本版リメイクで別作品。シーズン2と混同しないよう注意。
- 続編が万一作られるなら「決着後の新たな葛藤」をどう生むかが鍵——という考察。
続編に動きがあれば本記事を更新します。新たな公式発表が出るまでは、まずは完結した名作としての『梨泰院クラス』を、結末まで改めて味わってみてはいかがでしょうか。
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